【甘く見てないよね?】建売だからって妥協しちゃいけないアフターサービス

皆さんは検討中のお家にどんなアフターサービスが付いているかをチェックしているでしょうか?

家づくりを考え始めると、どうしても予算や間取り、性能に目が行きがちになり、アフターサービスの確認が後回しになってしまうかと思います。

charico
charico

・・・というか私たちがそうでした(笑)

chari夫
chari夫

アフターサービスの詳細を調べたのは家を買ってから(汗)

私たちが購入したセキスイハイムはたまたまアフターサービスが手厚かったから良かったものの、そうでなければ不安な毎日を過ごすことになっていたでしょう。

ということで、今回はアフターサービスの重要性について詳しく解説してみます。

保証

家の保証の種類

まず始めに、家の保証の種類にはどんなものがあるのでしょうか?

大きく分けると以下のような2種類に分けられます。

●住宅の構造部分に関する保証

●内装・設備に関する保証

住宅の構造部分とは具体的に言うと、柱、屋根、外壁、基礎などお家を支える部材です。

こうした部材に問題が生じると、雨漏れや隙間風、最悪の場合、建物の倒壊など、住環境への影響が甚大になってきます。

基本的には構造部分の保証は家を建てた業者が請け負います

一方で、内装・設備の保証については、住宅業者によってどこまで保証するかは様々。

水回りや機械設備については、それぞれのメーカーが保証していることが多いようです。

瑕疵担保責任保証(最低限の保証期間)

実は、住宅の構造部分に関する保証には最低限の保証期間が法律によって定められています。

その法律により、住宅業者は以下の画像に示された構造耐力上主要な部分と雨水の侵入を防止する部分に対して10年間の保証責任を負っているのです。

出典:一般社団法人 住宅瑕疵担保責任保険協会

また、構造部分に問題が見つかった時点で住宅業者が倒産していた場合も10年以内であれば、法律に基づき保証を受けることができます。

・・・ということで、構造部分における10年間の保証はあって当たり前なのです。

ですので、10年間の保証をスタートラインとして、そこからいかに長い保証期間もしくは幅広い保証が用意されているかで、その住宅会社の保証に対する姿勢を確認してみましょう。

各メーカー独自の保証期間

住宅業者によって保証体制は様々ですが、ここでいくつかのハウスメーカーを例に挙げてみます。

セキスイハイム

出典:セキスイハイム

※60年の無償点検と30~60年目までの有償メンテナンスも付いています。

積水ハウス

出典:積水ハウス

タマホーム

出典:タマホーム

以上のように、各業者によって初期保証期間有償メンテナンスによる保証延長の有無保証延長の期間などは異なります。

傾向として、積水ハウスのような高級指向の業者は初期保証期間と保証延長の期間がかなり長いです。

一方で、タマホームのようなローコストメーカーは短めの初期保証期間を設定している傾向があります。

charico
charico

高いお家は30年経っても大きな損傷が発生しない自信があるから、初期保証期間を長くしてるのかも

保証は長ければ長いほど良い!ただし、、、

保証の期間は長ければ長いほど良いのか?・・・というとそうではありません。

例えば、保証期間の延長をするために、有償メンテナンスを受けることが条件になっていることがよくあります。

この有償メンテナンスは、その家を建てた業者が行うため、複数業者からの見積もりを比較するなどの価格競争ができず、完全に業者の言い値になってしまうので、割高になる可能性があります。

しかし、屋根の葺き替えや外壁塗装など一般的なメンテナンスであれば、大抵どの業者でも出来るはずですし、そもそも、しっかりメンテナンスをすれば、家がその後5年10年長持ちするのは当然なので、有償メンテナンスによる保証期間延長はそれほど重要ではないでしょう。

よっぽどその住宅業者の独自技術が使われていて、家を建てた業者でないとメンテナンスできないようなら、その箇所だけ有償メンテナンスを受けるようにすれば十分かもしれません。

そう考えると、保証で一番大事なのは有償メンテナンスを受ける必要がない初期保証の長さだと言えるでしょう。

お家トラブルの対応

お家には色々なトラブルが付き物です。

窓ガラスが割れたり、電気設備に不具合が出たりなどが考えられます。

ちなみにわが家ではトイレを詰まらせてしまいました
トイレ掃除で流せるブラシを流したら詰まったのです(泣)

対応してくれた水道業者さん曰く、最近のトイレはどれも節水型なので、何度も流さないと詰まりやすいとのことでした

こうしたお家のトラブルについては、すぐに対応してもらえないと困ります。

大抵の住宅業者は相談窓口が設けられているので、そこに電話すればいいかと思いますが、ハウスメーカーの場合と地元工務店の場合で以下のような違いがあるので注意が必要です。

●ハウスメーカーの場合
24時間365日電話相談可能な窓口があることが多いので、いつでも相談できるのが強み。
ただし、会社と家が離れていると対応が遅くなることも。

●地元工務店の場合
地元密着なので、スピード感のある対応が強み。
ただし、少人数経営であることが多いので、連絡がつかない&都合がつかないことがある可能性も。

charico
charico

大手ハウスメーカーが遠方にあるような地方にお住いの方は、地元工務店のほうが安心かもしれません

charico
charico

大手ハウスメーカーの提携業者が地元にある場合は問題無いので、確認してみて下さい

定期点検

お家の定期点検は、建物の引き渡し後から半年、1年、2年、5年、10年などの期間を決めて、住宅会社が定期的に行う点検です。

この点検は、お家の抱える問題点を把握し、早期に補修などで対応して長く安心して暮らせる状態を保つためにも重要になります。

まず最低限のこととして、お家の保証期間まで定期点検があるか確認しておきましょう。

charico
charico

あまりないケースだとは思いますが、保証の期間内に点検をしてくれないような業者はそもそも保証する気がないということなので、絶対に選ばないようにしてください

定期点検については間隔が短いほど、そして期間が長いほど充実しているということになります。

家が完成して2年くらいまでは、建具の傷や剥がれ、木材の反りによる建て付けの不具合など初期不良が多いので、点検頻度が密に設定されている傾向があります。

その後は、間隔が短い場合は5年ごと、一般的には10年ごとの定期点検となっていることが多いようです。

また、定期点検には有償で実施される場合と無償の場合があるので、注意しましょう。

調べてみたところ有償点検の場合は一回当たり5万円ほど費用がかかるようです。

まとめ

私たちもこの家に住み始めてから1年が経ちましたが、家の間取りや性能に一喜一憂する時期はそろそろ終わった感があります。

トイレを詰まらせてしまったこともあり、最近はこの家にどんな保証があるのか次の定期点検はいつ頃なのかなどの方が気になっているところです。

住み始めてからアフターサービスを調べ始めた私たちが言えることでもありませんが、アフターサービスが充実していると後々、ホントに心強いです。

今、家づくりを検討中の皆さまにおかれましては、アフターサービスにもしっかりと気を配りながら、いつまでも後悔の無い家を目指してみてください。

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